2004年5月24日
日本アルテラ株式会社
株式会社ミスポ
株式会社ソフィアシステムズ

ミスポ、ソフィアシステムズ  アルテラのソフトコア・プロセッサNios IIのサポートを表明

Nios II 対応のミスポのNORTiならびにソフィアシステムズのデバッグ環境で加速されるソフトウェア開発

日本アルテラ株式会社(東京都新宿区西新宿、代表取締役:日隈 寛和、本社:アルテラ・コーポレーション 米国カリフォルニア州サンノゼ、社長兼CEO:ジョン・デイナ、NASDAQ:ALTR)は本年5月24日、先日発表した同社のソフトコア・プロセッサNiosR II が、株式会社ミスポ(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:宮崎 久則)のリアルタイム・オペレーティング・システムおよび株式会社ソフィアシステムズ(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:樫平 扶)のデバッグ・モニタによってサポートされることを発表しました。

ミスポならびにソフィアシステムズとアルテラの緊密なパートナーシップは、2000年にアルテラが第1世代ソフトコア・プロセッサのNiosを発表して以来、継続されています。両社は日本アルテラ主催のイベントやセミナへの参加・協力、Niosのバージョンアップ毎の対応のほか、2002年4月からは、アルテラのエンベッデッド・ソリューション・パートナー・プログラムに参加しており、前世代のNiosソフトコア・エンベデッド・プロセッサに引き続き、新世代のNios II もサポートします。

ミスポはμITRON仕様準拠のリアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)を提供する主力企業で、Niosエンベデッド・プロセッサ向けの高性能μITRON4.0互換リアルタイム・カーネルとITRON TCIP/IP API互換プロトコル・スタックを含む自社のNORTi Professional、ならびに多様なミドルウェア・ソリューションを提供しています。同社のNios II へのサポートは本年8月より開始されます。

ソフィアシステムズは1975年に設立され、30年にわたり、組込みシステム分野でリーダ的役割を担ってきました。既に同社のWATCHPOINTTM for NiEP2/3は、NiosソフトコアRISCプロセッサ用のプログラムをデバッグするための高性能で低価格なデバッグ・モニタを提供しています。Nios IIのサポートとして、ハードウェアブレークポイントやトレース機能などを装備した、JTAGデバッグ・コアを用いたデバッグ環境を提供します。

Nios II ソフトコア・エンベデッド・プロセッサとミスポのNORTi、ソフィアシステムズのデバッグ環境により、system-on-a-programmable-chip(SOPC)ソリューションを構築するエンベデッド・デザイナは、デザイン・プロセスを簡素化し、市場投入期間を短縮することができます。

ミスポの代表取締役の宮崎 久則氏は、「オペレーティング・システムは、エンベデッド・デザイナに完全なエンベデッド・プロセッサ・ソリューションを提供する上で重要な要素となります。アルテラの低コストで高性能なNios II プロセッサ・ソリューションは、SOPC技術を組込みシステム開発のエンジニアにとって身近なものとします。当社のNORTiを組み合わせることにより、開発者はプログラマブル・ロジックの利点を享受できるとともに、ソフトウェアの開発サイクルを加速化させることができます」と述べています。

株式会社ソフィアシステムズの代表取締役の樫平 扶 氏は、「アルテラのNios II プロセッサ・ソリューションを完全にサポートすることで、当社はエンベデッド・プロセッサPLDの開発用ツール分野におけるリーダシップを前進させます。当社では、アルテラのNiosソフトコア・エンベデッド・プロセッサがエンベデッド・システム業界において非常に大きな成果を収めていると考えています。また、当社はNios II による更なる低コストで高性能な組込みシステムFPGAの顧客に向けた業界先端デバッギング・ソリューションの提供に取り組んでいます」と述べています。

日本アルテラの代表取締役 日隈 寛和は、「日本は世界中で最もNiosが受け入れられた市場です。エンベデッド・システムのリーダー企業であるミスポならびにソフィアシステムズの両社が、Niosに引き続きNios II のサポートを表明したことで、Nios II の日本市場への浸透が促されると同時に、当社の日本国内の顧客にとって非常に有益であると考えます」と述べています。


エンベデッド・プロセッサ Nios II ファミリについて

アルテラのNios II ソフトコア・エンベデッド・プロセッサ・ファミリは、プログラマブル・ロジックおよびsystem-on-a-programmable-chip (SOPC)統合ソリューション向けに最適化されています。3種類のNios II コアと複数のFPGAデバイス・ファミリから成る選択肢により、開発者の要求する性能と価格帯に幅広く対応しています。Nios II コアは汎用RISCプロセッサで、ユーザ・ロジックと組み合わせたり、アルテラのFPGA上でプログラムすることが可能です。このプロセッサは、32ビット・インストラクション・セット、32ビット・データ・パス、ならびにコンフィギュラブルなインストラクションおよびデータ・キャッシュを備えています。Nios II エンベデッド・プロセッサは、アルテラのPLD製品およびHardCopy?デバイスで使用する限り、ロイヤリティ費用は無償となります。OEMアプリケーション向けのASICライセンスは、追加費用で購入できます。詳細情報は、www.altera.com/nios2(日本語:www.altera.co.jp/nios2)に掲載されています。

株式会社ミスポについて

株式会社ミスポは、日本のエンベデッド・システム市場にリアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)を 提供するスタートアップ企業として1995年に設立されました。ミスポの汎用的でコンパクトなNORTiは、1,000社以上の企業に採用されており、OA機器(プリンタ、ファックス)、通信機器、インダストリ・オートメーション、計測機器、および医療機器などの様々なアプリケーションで利用されています。ミスポとNORTiの詳細情報は、同社のWebサイト(http://www.mispo.co.jp/)に掲載されています。

株式会社ソフィアシステムズについて

株式会社ソフィアシステムズは1975年に設立され、20年以上にわたり、組込みシステム分野でリーダ的役割を担ってきました。現在でもソフィアシステムズは、日本の組込みシステム開発テクノロジーによるリーダであり、新製品の開発と改良を常に行っています。ソフィアは、組込み開発の有力企業と、緊密な関係で仕事をしています。また、先駆的なテクノロジーを持つ企業などと、新しいパートナーシップを形成するよう常に努力しています。ソフィアシステムズは、多くのハードウェアエンジニアおよびソフトウェアエンジニアが、限られた時間と予算内で、開発プロジェクトを完了させることを可能にする、強力で信頼性のあるリアルタイム・マイクロプロセッサ・エミュレーションシステムを一貫して提供しています。この高品質な製品は、企業や官公庁、研究機関、学校関係などの顧客から、長期にわたり満足されています。ソフィアシステムズ(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:樫平 扶、資本金16億8百万円、JASDAQ上場企業(6942))は、国内では、東京および名古屋、大阪に営業拠点があります。また海外では、米国カリフォルニアに支店、その他アジアや中東、ヨーロッパに、販売代理店網があります。ソフィアに関しての詳細は、下記ホームページを参照して下さい。 http://www.sophia-systems.co.jp/

アルテラ・コーポレーションについて

アルテラ・コーポレーション(NASDAQ:ALTR)は、system-on-a-programmable-chip(SOPC)ソリューションの世界的パイオニアです。ソフトウェア・ツール、IP(Intellectual Property)および技術的なサービスとプログラマブル・ロジック技術を組み合わせ、価値の高いプログラマブル・ソリューションを全世界で約14,000の顧客に提供しています。アルテラに関する詳細情報は同社Webサイト(www.altera.com)に掲載されています。


<この件についてのお問い合わせ先>

株式会社ミスポ マーケティング・セールス担当 永野
TEL: (044)829-3381 FAX: (044)829-3382